平成27年度 路網整備技術者研修会(第3回ワークショップ)の開催

 路網整備技術者研修会は、市町村や森林組合の路網整備担当者を対象として、路網整備技術者の育成を目的に、設計積算や測量調査、路線設定などについて、室内研修と併せて実際の施工現場を利用するなど、実践的な研修会を、北海道水産林務部森林整備課と連携して当協会主催で開催している。
 本年度第3回目の研修会は、9月17(木)~18日(金)の日程で、苫小牧市の胆振総合振興局森林室と安平町スキー場、同町道有林内施行地を会場に開催した。
 17日は、胆振総合振興局森林室会議室において、北海道水産林務部森林整備課路網整備担当者による「路網の計画路線の図上測設」や「道路の円曲線設置測量」についての室内講義と演習を行った。

 18日は、安平町スキー場において、測量機器(メリジャンクリノメータ、トランシット)の操作実習と、林業専用道の調査・測量実務として、勾配測定や曲線設定についての現地演習を行うとともに、安平町内道有林の林業専用道施行地において、路線通過予定線上のコントロールポイントの確認方法等について、現地研修、意見交換を行った。
 研修会には、全道各市町村等から路網担当者8名が参加し、天候にも恵まれ充実した研修会となった。

 なお、今年度の最終となる第4回研修会は、11月10日札幌市において、「設計積算の基礎研修」として、設計積算システムや委託成果品の確認方法等についての室内研修を開催する予定。