平成28年度東北・北海道治山林道協議会ブロック会議並びに総会の開催

 6月27日から28日の日程で、宮城県松島町において東北・北海道治山林道協議会ブロック会議が開催された。
 27日は、東北各県と北海道の協会関係者、林野庁治山課岡村水源地治山対策室長、(一社)日本治山治水協会山田専務理事、ほかの出席のもと、治山林道を取り巻く情報交換や各県の治山・林道事業推進の課題や来年度に向けた施策提案事項などについて検討を行った。
 その結果、平成29年度に向けて、治山林道事業予算の安定的確保や東日本大震災復興への対応、さらには治山事業における制度拡充(採択要件の緩和)、林道事業の橋梁・トンネル等の重要構造物の「長寿命化対策」の支援強化などについて、8月国等へ要望することが決定された。
 また会議の後、東北・北海道治山林道協議会総会が開催され、前年度決算と本年度事業計画が承認されたほか、来年は山形県で開催することが決定された。
 28日は、東日本大震災で被災した海岸防災林の再生に向けた取り組み状況(東松島市野蒜地区、仙台市若林区荒浜他)や大津波の痕跡や被災者の思いを後生に伝えるため、造成中の「千年希望の丘」を視察し現地検討を行った。