治山関係職員特別セミナーの開催

 近年各地で、記録的な集中豪雨などによる大規模な山地災害が多発し、家屋等の財産はもとより、多数の人命にまで被害を及ぼす状況が続いており、関係者による迅速な行政的対応や、治山事業等による的確な技術的対応が一層求められる状況となっています。
 こうしたことから、3月3日(木)北海道庁別館地下1階大会議室において、北海道、市町村の治山関係職員を対象として、治山技術の向上と関係職員の連携強化を図ることを目的に、特別セミナー・講演会を北海道との共催で開催しました。
 講演会は、講師にNPO法人環境防災研究機構北海道理事の山岸宏光先生をお招きし、「北海道の山地災害を考える~本州・四国と比較して~」と題して講演をいただきました。
 講演会には、70名を超える市町村及び北海道の治山関係職員の参加を得て、山岸先生から豪雨災害のみならず、大地震による崩壊・地すべりを含め、新潟、四国、広島など全国各地の災害事例を取り上げて詳細な分析・解説をいただき、大変興味深く参考となる講演会となりました。