2009 8月26日(水)~27日(木)

 上川支庁管内において、全道支部事務局長会議並びに現地研修会を開催した。26日朝10時にJRトマム駅前に集合し、早速マイクロバスで現地に向かいました。
 上川支庁からは大堀林務課長、上村治山計画係長、中村林道係長が現地案内と説明のために参加いただきました。
 最初の現地は落合地区小規模治山事業で一級河川石狩川水系空知川の集水域に位置し、洪水調整、農業用水、生活用水、水力発電を目的とした多目的ダムかなやま湖が下流にある。平成11年度から水源森林総合整備事業で設置した谷止工に魚道を設置した工事である。今年度中に7基すべてに設置する予定。

 午後からは、かなやま湖に向かい、周辺の天然林施業の推進やレクリエーション施設のアクセス道路として活用されている森林管理道湖畔線を視察した。その後、占冠村にもどり、森林管理道中トマム線を視察した。当林道は村有林の整備を目的として平成16年に完成したが、高速道路敷地内を通過するため、その区間1000mをNEXCO東日本が施工した珍しい林道である。

 4時30から、ホテル会議室において事務局長会議を開催した。会議では、お忙しい中、占冠村の藤本武教育長から歓迎の挨拶をいただくなどして議事に入った。
 協会事務局より、平成22年度治山林道予算要望、北海道森林整備加速化・林業再生事業、公益法人制度改革等を説明し、意見交換を行った。
 最後に、支部活動の現状、課題等について、各支部より報告があり、来年は檜山支庁管内で開催することを確認し、終了した。

 27日は朝9時にホテルを出発し、占冠村のアリサラップ川支流復旧治山事業箇所を視察した。
 平成18年の豪雨による災害をうけ、下流域の農地や国道などを保全対象として、平成20年度から22年度にかけて実施している。

 その後、占冠村と南富良野町にまたがって、林業地域総合整備事業で実施したパークゴルフ場などを視察し、今年度の事務局長会議及び現地研修会は午後1時に無事終了した。