平成25年度路網整備技術者研修会(ワークショップ)の開催

 市町村や森林組合の路網整備担当者を対象に、路網整備技術者の育成を目的として、実際の施工現場を利用するなどして実践的な室内及び現地研修を開催している。
 研修会は、当協会が主催し北海道水産林務部森林整備課、道有林課と連携して、開催地の森林室や総合振興局林務課の協力を得て、これまで、第1回、第2回ワークショップを全道4ブロック毎に開催し、第3回、第4回ワークショップは4ブロック合同で開催した。
 なお、平成26年度も引き続き、路網研修会を開催する予定。

 第1回ワークショップは、森林計画における森林整備の検討、市町村森林整備計画と森林経営計画の策定、低コスト森林施業に対応した新たな路網整備、林業専用道作設事例と技術的留意点、林業専用道の計画と実務などについて、室内研修と現地研修を合せて行った。開催日時、場所、参加人数(講師等除く)は次の通り。
・道北ブロック:7月17日~18日、美深町、音威子府村、13名
・道東ブロック:7月23日~24日、北見市、津別町、  14名
・道央ブロック:7月30日~31日、新十津川町     9名
・道南ブロック:8月6日~ 7日、苫小牧市、安平町、 11名

 第2回ワークショップは、林業専用道の調査・測量(現地踏査、選点、簡易測量機器の取扱操作方法、単曲線(カーブ)の設置についてなど、実践的な内容の研修(室内、現地演習)を実施した。開催日時、場所、参加人数(講師等除く)は次の通り。
・道北ブロック:9月 3日~4日、美深町、       4名
・道東ブロック:9月10日~11日、北見市、      16名
・道央ブロック:9月18日~19日、新十津川町、    11名
・道南ブロック:9月24日~25日、苫小牧市、安平町、  8名

 また、第3回ワークショップは、4ブロック合同で、11月6日~7日に、十勝管内豊頃町、新得町において、全道から48名の参加を得て開催した。路網作設の実際、作業システムの視察と現地検討などをテーマに、現地検討を中心に開催した。現地検討は、豊頃町安骨の森林管理道安骨線、新得町の林業専用道狩勝第1線において、路線線形や勾配、法面処理、森林施業との関連などについて現地検討を実施した。(写真は豊頃町森林管理道)

 第4回ワークショップは、平成26年3月6日に、札幌市(KKRホテル札幌及びイーエデュケーションズレンタルルーム)において、37名の参加を得て開催した。測量設計調査委託業務成果品の確認方法、設計積算システムの操作方法及び設計積算実務実習(PCによる演習)の研修を実施したほか、林野庁森林整備部整備課の堂本森林土木専門官による、林道事業計画立案作業についての講演を実施した。