令和7年度全道事務局長会議・現地研修会の開催

 当協会は14の(総合)振興局ごとに支部を置いており、それぞれ事務局となる市町村が中心になって支部単位の活動を行っています。毎年、全道の事務局長が集まり、支部活動の状況など情報交換を行うとともに、各地の治山事業や林道事業の事業地を視察研修し、知識や技術の向上を図っています。令和7年度は、10月2日(木)から3日(金)にかけ、檜山支部(事務局:厚沢部町)管内において全道事務局長会議並びに現地研修会を開催しました。

 「事務局長会議」では、本部の活動状況や治山事業、林道事業の予算状況を情報提供したほか、各支部における事業実施状況や実施上の課題などを話し合いました。

瀧澤神社地先(上ノ国町)

 「現地研修会」は北海道檜山振興局及び厚沢部町に現場の提供及び講師をお願いしました。ひとつ目の現場は、令和4年の大雨により渓岸崩壊及び渓床浸食が発生し、国道に被害を与えた上ノ国町の現場で、今後の雨で不安定土砂が流出することを防止するため、北海道が「災害関連緊急治山事業」により「谷止工」などを整備した現場です。

谷止工

ふたつ目は、点検の結果、橋脚コンクリートのひび割れや護岸の洗堀が確認された厚沢部町の河川をまたぐ林道橋で、厚沢部町が「林道整備事業(老朽化対策)」により7年度に補修材料の注入や護岸設置を計画している現場です。

 近年、異常気象が続いていると言われており、いろいろな対策が必要となっています。