全国治山林道協会長会議の開催

 令和7年度全国治山林道協会長会議が、10月16日、17日、兵庫県で開催されました。

 16日は神戸市内のホテルを会場に室内会議が行われ、日本治山治水協会 津元 専務理事の司会の下、前田 直登 顧問の主催者挨拶に続き、来賓の 谷 公一 衆議院議員(兵庫県治山林道協会会長)、末松 信介 衆議院議員、服部 洋平 兵庫県副知事から挨拶がありました。林野庁 諏訪 整備課長の「森林整備を巡る状況について」の講話の後、兵庫県立大学 山瀬 教授が「兵庫県における災害に強い森づくり」をテーマに講演しました。

 17日は、神戸市内で現地視察等が実施され、はじめに森林関連施設を2か所視察しました。神戸市産木材ストックヤードでは、神戸市の行う公園整備や森林整備等により生じた伐採木をストックし、見本展示や有効利用に向けた情報発信を行っている旨、また、六甲山ビジターセンター・展望公園では、兵庫県の主要施策の概要と北六甲地区復旧治山事業について、それぞれ説明を受けた後、質疑応答が行われました。

 次に、2025年1月で発生から30年の節目を迎えた阪神・淡路大震災の関連施設を2か所訪問し、スタッフの方からご案内をいただきました。両施設とも、被災・復旧経験の伝達と共有を進めており、各地の防災・減災に役立てられています。