2009 11月17日(火)
平成21年度日本林道協会理事会及び総会が東京都で開催され、廣野副会長他が出席した。
理事会では、通常総会へ提出する平成20年度事業報告及び収支決算、21年度の事業計画及び収支予算並びに役員の改選などについて審議し、了承された。
役員改選では、田尾専務理事が辞任し、その後任に前北海道森林管理局長の山田壽夫氏が就任したほか、新役員として当協会の若狹会長が理事に、ほか3氏が理事・監事に選任された。
午後から通常総会が開催され、その前段で、治山・林道コンクール表彰式が行われた。
北海道からは、次の三者が受賞した。
◎林野庁長官賞
(治山工事部門)
齊籐建設・相互・石岡経常建設JV 齊籐 大介
駒ヶ岳地区(押出沢)復旧治山工事
◎(社)日本治山治水協会長賞
(治山木材使用工事部門)
根室支庁林務課 櫻庭 勝徳
納沙布地区 保安林改良工事
◎日本林道協会長賞
(林道工事部門)
細谷・秀和経常建設JV 細谷 孝雄
森林環境保全整備事業新設工事
表彰式終了後、通常総会の始めに山口俊一日本林道協会会長から、政権が交替し、現在行われている事業仕分け、公共事業の一律15%縮減、陳情方式の変化等により、平成22年度予算の見通しは不透明だが、政府が掲げる地球温暖化対策実現のためにも、森林整備を進める必要性を訴えて行きたい等の挨拶があった。
次に来賓として、津元森林整備部長(林野庁長官代理)が挨拶に立ち、予算要求のルールが変化しているが、第一次補正予算は何とか確保できた。来年度は低炭素社会の実現に向けた、生産性を上げる路網整備の集約化、木材需要拡大のための間伐材の100%利用などに重点的に取り組んで行きたい。また、行政刷新会議で仕分け対象となった事業の内、「里山エリア再生交付金」が廃止という厳しい評価となったことなどについて述べられた。
引き続き、議事に入り、平成20年度事業報告及び収支決算と平成21年度事業計画及び収支予算等が承認され、終了した。