平成26年度路網・作業システム整備方針普及現地検討会の開催

 路網整備を担当する市町村職員や森林組合職員等を対象に、道が策定した「路網・作業システム整備方針」の普及を目的とした、標記研修会を6月19日、20日の二日間にわたり開催した。
 この研修会は、北海道森林整備加速化・林業再生事業として、道水産林務部の助成を得て当協会が昨年度に引き続き実施するもので、本年度は2回の開催を予定してる。
 初日は、北海道大学渋谷准教授による「これからの林業に必要なこと」をテーマとして、これからの林業は、技術体系の全面的見直しや、育林・生産コストの低減を進め、再造林費用も含め黒字となる人工林経営に変えていくことで、持続的な資源維持を図っていくことが必要であるなどの講演があった。
 また、北海道水産林務部の担当者を講師に、「路網・作業システム整備方針の普及」、「丈夫で簡易な使いやすい路網整備の手引き」、「北海道の林業機と作業システムの普及」、「低コスト施業の手引き」をテーマとして室内研修を行った。

 二日目は、美唄市の道有林内において、高性能林業機械による路網の作設(グラップルバッケト)や、伐木・造材(フェラバンチャ、ハーベスター)、集材・運搬(グラップルローダー付きフオワーダー)など、高性能林業機械を活用した間伐作業システムの実演を視察、現地検討を行った。
 室内研修、現地研修とも約100名の参加があった。